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ぎっくり腰その2 万病温泉

早速お見舞いのメールまでいただき恐縮しています。
いや、ね改めて振り返ると、ぎっくり腰を併発してからの二ヶ月間はなにをするのも億劫だった。
気持ちと身体が一つにならないのですね。
医者は寝ているのが一番いいというのだけれど、ぎっくり腰の身には同じ姿勢で寝ていることもけっして楽なことではないのです。
しかもこの石垣島で天気が良い日に寝ているしかない、というのも違った意味でかなりつらい。
せめて食欲でもなくなれば少しは病人らしいのだけれど、困ったことに腹は普段通りに空くし酒欲も衰えない。
日頃“根性、根性”とスタッフを鼓舞している立場としては、布団の中から“弁当買ってきて”などとは口が裂けても頼めない、因果はかならずめぐってくる。
空腹に負けてなんとか車に乗り込み二キロほど離れたMAXバリューまで行くのだけれど、車を降りてからがまたつらい。
車での椅子に座っている状態から二足直立歩行の姿勢に移すだけで、車のドアに“反省猿”の姿勢で二分ほど慣らさないと腰が伸びてこない。
可能なら“あの”老人用ショッピングカートがほしいと本気で思う。
こんな悶々とした生活を十日ほど過ごしていた頃、釣の師匠である元銀座奈津の旦那から電話がかかってきた。
“おう、いんどうさん、元気か、釣れてるか!”
茨城県出身の旦那はなぜか母音のEが苦手らしく、ウチナーグチのようにENDOUがINDOUになる。
これこれで元気ではなく船で釣などもってのほかです、と言うといつもの枕詞が帰ってきた。
“ばかやろぉ!!そんなのは温泉入ればいちころだぞ!温泉入りに来い!”
旦那は銀座の店を閉めてからは奥さんとともに伊豆高原の別荘で暮している。
この別荘は原泉かけ流しの温泉が自慢で、旦那曰く万病に効くらしい。
発症から十日を過ぎて一向に回復の兆しも無く、スタッフの視線も日に日に冷たく感じられ、二月に入れば那覇でカイトの撮影も予定されていたし、三月には前田日明主催の「The outsider」というイベントにも呼ばれていたのでここは藁にもすがる思いで万病温泉に頼ることにした。
石垣から那覇乗り換えの飛行機の中でも立ち上がる時には二分間の“反省猿”のポーズは避けて通れない、普段は車で行く伊豆へも今回は新幹線にした。
新幹線と踊り子号を乗り継いで東京から四時間で伊豆高原までたどり着いた。
石垣から羽田までのフライト時間より長い。
ここからは旦那の運転で別荘まで、だったのだけれど旦那はちょうど盛りの緋寒桜を見せたいという。
いらない!花など見たくない!まずはオンセン、という願いも虚しく車は伊豆のワインディングロードを右に左に昇りはじめる。
もしこれが拷問ならわたしはなんの躊躇も無く何でも白状する。
腰が、痛い。 
イテェッテ言ってんだろ!!
いたいですぅ。m(TOT)m ←こんな気分。
念願の万病温泉“旦那の湯”たどり着いたときは食欲も酒欲も失せていた。
“どうだ我が家の温泉は”
泣きたいほど気持ちよかった、今日はもう車に乗らないでいいと思うだけでもう何もいらなかった。
“おう!今日は節分だから縁起のいい方向に布団敷いとくからな”
旦那は恵方巻と北枕を混同している。
ありがとうございました、万病温泉と恵方布団のおかげでだいぶよくなりました。


コメント
ずっと更新がないので心配してました
大変でしたね
いつも楽しみに拝見してます
無理なさいませんように・・・
  • yumi
  • 2009/03/30 6:55 PM
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