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海人のストと二日酔い。



軽く二日酔いです、久しぶりに四軒もハシゴをしたのだからしかたがない。
理由は燃油高。
今日十五日は、この燃油高に抗議の意味を込めて、全国の漁師が出漁を取りやめた。
石垣島の八重山漁協も団体としてのストは控えたが、組合員の大多数は本日漁に出なかった。
ぼくの“千夏”も含めて多くの漁船は、燃料にA重油という油を使っている。
A重油は2004年頃まではだいたい一リトル35円ほどだったのに、今日現在一リットル131円。
約四倍に跳ね上がってしまった。
それ以外に釣の道具もエサも、船に積み込む氷まで値上がりしてしいるのに、セリでの魚の値段は逆に下がっている。
沖縄の県魚グルクンの昨日のセリ値は一キロ200円だった。
グルクンは相当大きくても一匹250グラムくらいの魚だから、四匹で一キロ。
十キロ釣っても浜値は2000円ほどにしかならない。
ぼくは過去一度もグルクンだけで十キロを釣るという、大漁に恵まれたことがない。
“千夏”のような小さな船でも二時間走れば燃油は約25リットルほど消費する、人件費を考えなくともすでに赤字なのは明白だ。
この追いつめられた漁師の窮状を伝える為に、小さいながら抗議の狼煙を上げねばならなかったのだ、八重山の漁師の一員として。
翌日漁が休みと決まれば、久しぶりにスタッフを飲みに連れて行かねばならない。
たとえ魚が釣れなくともここはぐっとやせ我慢、それが海の男のお約束。
このごろの好天気続きで、すこし夏バテ気味のスタッフの希望は“肉!”“肉肉!!”と異口同音、それならと焼き肉屋に直行。
ところがぼくもジョンも高齢者の悲しみ、昔のようにひたすら肉を食い続けるパワーがない。
三十分もすると箸が進まなくなり飲みが続かない。
次どうすると聞くと、さっぱりと鮨をつまみに日本酒が飲みたいといいだす。
そーだよなー、おじさんは焼き肉より、鮨屋のカウンターでちびちびやるくらいのパワーが似合っている。
乾いたのどを冷ますべく勢いでビールぐびぐびといって、熱い焼き肉を泡盛で短時間に流しこみ、酔いの自覚が来る前に日本酒でだめ押しをしたために、鮨屋で自覚制御のスイッチが切れた。
その後はスナックに行き、最後はお決まりのカラオケボックスでジョンは大立ち回りでした。
これで二日酔いにならぬなら酒など飲む意味がない。
午後石垣島の太陽と胃に残る酒の両方にじりじりと焼かれながら港にゆくと、漁協の関係者が、こんなに天気がいいのになぜ漁に出ないかとの質問。
今日はストでしょと答えると、“遠藤さんくらい出てもなんも変わらんよ、出たらいいさぁー”。
二日酔いよりきついご指摘でした。

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