潮見表が11月になっていた、月日は十一月になっているのだからあたりまえだ。
十月の後半から酒の仕入れのために二週間ほど東京に行っていたせいか、どうも身体の中のカレンダーが狂っている。
しかも今日は立冬、石垣住民同士の挨拶も“さむくなったさー”が連発される、それでも衣類はあいかわらずTシャツに島ぞうり。
ついこのあいだまでマーケットの利き過ぎのエアコンが心地良かったのに、この頃は“寒い”と感じる。
南国石垣もその程度には冬が近づいてきている。
十月に三年目に入った“なつや”、今度の課題は“ワインセラー”ときめた。
この二年間“なつや”で飲まれたワインは、少なく数えても1500本は下らない。
いままでは店のスペースの都合もあり日本酒などと一緒に、白ワインも赤ワインも摂氏5℃の冷蔵庫で保存していた。
冷え冷えの白ワインをぐびりと飲るのも悪くはないのだけど、赤ワインの味が開くのに時間がかかりすぎた。
5℃のワインが15℃前後になる頃には、一本飲み終えてしまうのだ、島んちゅうの飲み方だと。
そこでもう一本となってもまた5℃からスタートなので、コイツも15℃になるまでは待ちきれない。
仕方なくワインクラーにお湯を入れて暖めるお客さんまで。
そんなこんなで“なつや”としては、きちんと温度管理できるワインセラーが課題だった。
当初は百本程度入るワインセラーを購入しようと考えていた。
ところがあまりに店が狭すぎて、ワインセラーを置いておく場所が確保できない、ワインセラーの大きさは60×60×180センチ。
ドミトリーのある二階に置くことも考えたけれど、可能ならお客さんに直接触れて選んでもらいたい。
店内に置くなら壁に埋めるしかないと考えた。
以前から“なつや”の壁の向こうに、もう一つの空間があることを思い出したからだ。
その空間は以前エアコンの工事を頼んだ時に、その存在は確認していた。
しかしその空間へは15センチもあるコンクリートの壁を壊すことからはじめなければならなかった。
その空間は写真の壁の向こうにある。
十月の後半から酒の仕入れのために二週間ほど東京に行っていたせいか、どうも身体の中のカレンダーが狂っている。
しかも今日は立冬、石垣住民同士の挨拶も“さむくなったさー”が連発される、それでも衣類はあいかわらずTシャツに島ぞうり。
ついこのあいだまでマーケットの利き過ぎのエアコンが心地良かったのに、この頃は“寒い”と感じる。
南国石垣もその程度には冬が近づいてきている。
十月に三年目に入った“なつや”、今度の課題は“ワインセラー”ときめた。
この二年間“なつや”で飲まれたワインは、少なく数えても1500本は下らない。
いままでは店のスペースの都合もあり日本酒などと一緒に、白ワインも赤ワインも摂氏5℃の冷蔵庫で保存していた。
冷え冷えの白ワインをぐびりと飲るのも悪くはないのだけど、赤ワインの味が開くのに時間がかかりすぎた。
5℃のワインが15℃前後になる頃には、一本飲み終えてしまうのだ、島んちゅうの飲み方だと。
そこでもう一本となってもまた5℃からスタートなので、コイツも15℃になるまでは待ちきれない。
仕方なくワインクラーにお湯を入れて暖めるお客さんまで。
そんなこんなで“なつや”としては、きちんと温度管理できるワインセラーが課題だった。
当初は百本程度入るワインセラーを購入しようと考えていた。
ところがあまりに店が狭すぎて、ワインセラーを置いておく場所が確保できない、ワインセラーの大きさは60×60×180センチ。
ドミトリーのある二階に置くことも考えたけれど、可能ならお客さんに直接触れて選んでもらいたい。
店内に置くなら壁に埋めるしかないと考えた。
以前から“なつや”の壁の向こうに、もう一つの空間があることを思い出したからだ。
その空間は以前エアコンの工事を頼んだ時に、その存在は確認していた。
しかしその空間へは15センチもあるコンクリートの壁を壊すことからはじめなければならなかった。
その空間は写真の壁の向こうにある。