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エンマゴチ。



大きさは約80センチあまり、ワニに見えますか。
昨日の夕方石垣港の前でシュノーケリングをしていて見つけました。
“エンマゴチ”という名の魚です、大きいものは一メートルを超えます。
南方の海に暮らすコチの仲間だそうです。
石垣島で暮らしはじめて、コイツに遭遇するのは二度目です。
一度目は約一年前川平で泳いでいる時に見つけた。
珊瑚の岩と同化したこの希有まれな風貌を見た時、はたして魚かどうかしばらく疑った。
モリも持っていたので刺して捕まえることは出来たのだけれど、コイツはよほど自分に自信があるのかいっこうに逃げようとする気配がない。
どんな動物も多かれ少なかれ食物連鎖の中に取り込まれているもの、自分より大きな奴がぐるぐる回りを泳げばたいていは逃げるのが本能。
それでもじっと構えているのは、どこかに秘めた自信があると疑わなくてはならない。
うかつに手を出せば痛い目を見るハメになる。
“その社会の方”でも本当にやばい人はどしっと構えていますものね。
ウツボみたいに体中に怪しい模様があって、あの容姿でパクパク牙をむけられると一瞬怯むけれど、以外に目立つ奴はうっとうしいだけでそれほどの”力”は持っていない。
反対にダルマオコゼのように小さくても、うまく回りの景色に同化して、姿を鈍重に見せておきながら、その背びれの毒は大人三人分の致死量がある魚もいる。
オコゼは見つけて触れるほどに近づいても、まず自ら泳いで逃げようとすることは無い。
ここは“触らぬエンマにたたり無し”。
尤もその時コイツが“エンマゴチ”とは知らなかったのではありますが、海の中ではたびたびそんな懐疑心に助けられるのです。
海からあがってインストラクターの徳ちゃんに、そんなワニのような魚を見たと言ったら、何で捕まえないか、美味いのにと叱咤された。
急いで海に戻ったけれど、さすがにもう同じ場所にはとどまっていなかった。
あれから一年、今回はテトラポットの上に付いた貝やフジツボに同化していたけれど、見逃しはしませんでした。
相変わらずゆっくり狙いを定めても、逃げる気配はなかったのです。
このムッチリと張った背筋は白身で美味かったです、皮は唐揚げにして今晩頂く予定です。
頭とあごに付いた肉は冷凍にしておいて、今度ブイヤベースにすることにした。
“エンマゴチ”は見た目に反して多くの幸を届けてくれた。
容姿は怖いけれどエンマ様、だいぶ好きになりました。

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