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雨の竹富島。



昭文社から六月に出る女性誌“Sol-faモ最後の撮影地は竹富島。
あいにく天気は曇り時々雨。
せっかく八重山を紹介する写真だから、晴天の竹富島を撮影したいと考えていた。
とはいえ天気のことばかりはいかんともしかたがない、東京から来ている編集者も翌日には帰京しなければならない。
当日はロケハンだけして、写真は後日晴天の日に再撮するつもりで竹富に渡った。
竹富島は石垣島から船で十分足らず、いつでも行ける。
12時30分竹富ゆきの船は観光客で一杯、雨天用の大きなカメラバックと三脚類が狭い船内の出入り口を塞いでしまう。
竹富島の住人のオジーやオバーも大きな段ボールを持ち込んでいるけど、こちらは生活物資なので誰もいやな顔はしない。
こんなときの写真屋はすこぶる肩身が狭い。
港に船が着くや背中で謝りながら一番に下船する、最初に向かうのは島ソバの店“タケノコ”。
ここのおかあさんは笑い上戸で、一度笑い出すと止まらなくなる誰にも気さくな人。
店内でソバを持つおかあさんの撮影を頼むと、答えはNOだという。
この写真が撮影できないと天気の悪い今日、竹富島は全ての写真が暗くなるからと無理にお願いする。
それでもいやだとくり返すおかあさんは、笑いながら奥に消えて新しいTシャツに着替えてくれる。
別のテーブルでソバだけを撮影している間も、奥からおかあさんの“はずかしいさぁ”と笑い声がもれて来る。
曇りの島内を歩き始めると、白い珊瑚の道とグレイの石垣のまわりに様々な花がさいているのに気がついた。
強烈な直射日光の下で島を見ているとハイビスカスやブーゲンビリアなど、色彩が派手な花に目がいきがちだ。
雨や曇りの優しい光の下では普段気がつかなかった花々が島中に咲いていることに気がつく。
そのどれもが自然に咲いたものではなく住民が植えたもの、島の人達が守ってきた景色と調和している。
白いテッポウユリはこのくらいの天気の方が生き生きして見える。
三脚をたてて撮影していると後ろから水牛車が、ギシギシと珊瑚の道をきしませて近づいて来る。
水牛車で歌うおじーの“安里屋ゆんた”は調子がはずれているけれど、これも旅のご愛嬌。
八重山に来てもし天気に恵まれなかったら竹富島に行こう、南国の一面がもう一つ広がります。


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