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新年のオイシイハナシ。

 セイイカ仕掛け  

和尚、気にかけて見てくれるのはうれしいけれど毎回”よっ座布団一枚”って、またパソコンが壊れて前のコメントが上になったのかと思いましたぜ。

 ある日オジーが密かに教えてくれたのです。
”冬の間はよ魚釣るよりイカだぞ、セイイカ、マギーモウカルカラよ”
”釣ったイカは全部漁協が買い取り!銀行馬券ならぬギンコウイカ”
”ホントウデスカッ”
なんだか秘密めいているのでこちらの声は自然に小さくなってしまう。
”ボクはよ冬のイカで子供四人大学行かせてよ、漁協に定期預金も作ったさぁ”
”スッゴイ・デスネッ”
イカのシーズンは一般に冬だけれど石垣島の近海でもこの時期、コブシメというイカが珊瑚に集まって産卵する。
大きさは七八十センチぐらいの大型のイカで、食味もすこぶるいいので釣り人に人気がある。
ダイバーもこの産卵シーズンのコブシメは、一カ所にたくさん集まるのでよい被写体として人気がある。
ボクも実はこのコブシメの産卵ポイントを一カ所知っている、けれどそこはダイバーの人気スポットなのでそこのコブシメだけは手を出さないことにしている。
一匹のイカで”なつや”が潤うのは一時だけれど、ダイビングショップはイカがそこに留まる限り写真を撮りたいお客さんダイバーで潤うことができる。
つまりはそういった秘密の場所のイカのことかと思っていたら大間違いだった。
 セイイカ、標準和名ではソデイカという。
水深400メートルから1000メートルに生息する超大型のイカで、大きいものだと20キロを超えるとのこと。
一匹がでかい(マギー)から十匹も釣れば100キロはすぐに達成できる、キロ五百円の買い取りとして五万円だ。
 で、どのようにこの超大型のイカを釣るかと話は確信に迫る。
島から約10キロから20キロ、場所によっては50キロ沖のポイントで一本四百メートルのワイヤーに疑似餌をつけて沈める。
沈めた仕掛の先端に三メーターほどの竹竿をつなぎ、そこに夜でも確認できるライトと自分の印を付けて投げ込んでゆく。
竿と竿の間隔は約五百メートルを保ちながら、全部で二十本から二十五本を仕掛ける。
”へーっ・・・・”
ここまで聞いた段階で、もう自分には無理と気がついていたがオジーのはなしは続く。
あとは浮かべた竿の間を行き来して、ぴょこぴょことしている竿を上げてゆけば一航海で200キロは普通に釣れるという。
五百メートル毎に二十本の竿といえば、それだけで最初と最後では十キロメートル離れていることになりますよ。
大海原での十キロメートルしかも潮に流す訳だから、へたな流し方をすれば二十本の竿のうち何本かは見失うことだってあるだろう、いやほとんどを見失うことだって。
そして多船との混乱を避けるため無線でやり取りし、ほかの船とはだいたい五マイル離すのがルールで、よく釣れる時間は夕方から夜間。
ってとてもとても自分には”銀行イカ”どころか万馬券当てるよりハードル高いでっせ。
ボクには初夢にもならないイカ漁だけれど、この漁を日常にしているのが石垣島の海人。
知れば知るほど何気ない人々の底力を知る。

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